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蔵のある一棟貸しの町屋の宿「帰蝶」をオープンしました

町屋風の建物の前に複数の女性が立っている写真

2021年5月、岐阜県岐阜市の川原町に、蔵のある一棟貸しの町屋の宿「帰蝶」をオープンしました。こちらの宿は、平日は就労継続支援B型事業所アリーとして運営し、週末に1組のみ宿泊を受け付けています。B型事業所アリーの利用者が清掃やベッドメイキング、ブログの更新等を行い、今後は予約受付メールのチェック等も担う予定です。

B型事業所アリーに通う利用者の多くは心身の調子が整わず、週2回程度・1ヶ月の就労時間が20時間程度の方も多く在籍します。突然の欠席も多く、働きたい気持ちはあっても就職は難しい状況です。

そういう状況にあっても、誇りを持って取り組めるやりがいのある仕事を創り出したい、そう考えて「帰蝶」をオープンしました。

明治初期に建てられた蔵のある宿は、エリアの新たな観光スポットとして、すでに多くのメディアから取材頂いております。

帰蝶室内の様子
帰蝶室内の様子

アリーの利用者の多くは、これまで福祉事業所を利用したことのない女性です。大人の女性が安心して通える場を目指し、2019年にオープンしました。福祉事業所を利用する人の多くは自分が施設に通っていることを隠したがる傾向がありますが、アリーの利用者は「こんなとところがあるんだよ」と友人にアリーを紹介してくれます。ここで働いていることを誇りに思える場所、そして適切な収入も得られる場所を目指し、私たちはこれからも挑戦を続けて参ります。